ANAのストライキがなくならない理由

CC BY_SA urbanartcore.eu

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ANAのパイロットの組合がまたまたストライキを計画しています。
JALの再建問題もあって航空業界やその組合は非難の的になっているというのに、ここにきてまたストライキ。
でもそのストをする理由がわかれば、ちょっとは同情してしまうかもしれません。

最近、ANAがストを何回も行っていますが、ストを起こしているのはANA本体のパイロットではなく
エアーニッポン
エアーネクスト
エアーセントラル
エアーニッポンネットワーク
のパイロットの4つの組合です。
各会社の規模は次のページの様になっています。
図で見るANA全日本空輸の運航子会社

図の大きさの比を見てもらえばわかりますが、ANA本体がとても大きく、エアーニッポンが中位、その他の会社はとても小さいです。小さい会社が集まってもあまり影響力がないので、エアーニッポンがリーダー役となりこの4社がまとまっています。

そして、ストライキをする争点ですが、簡単に言えば大きすぎる各社の格差でしょう。

ANAグループ子会社間のパイロットの給料格差

ANAグループ子会社間のパイロットの給料格差は次のようになっています。
ANAのストライキパイロットの給料格差
ANAのパイロットの給料を100%とすると、
75% エアーニッポン
50% エアーネクスト
51% エアーセントラル
48% エアーニッポンネットワーク
となっており、同じパイロットでもかなりの差があることがわかります。
給料が少なくても労働時間が短ければ問題ないのですが、労働時間は同じどころか逆に重労働になっています。
本体と子会社という差があるので賃金が違ってもある程度は仕方がないかとは思いますが、ここまで大きいとさすがに文句も言いたくなるでしょう。

4つの組合がまとまってはいますが、エアーニッポンは他の3社の1.5倍の給料になっており、なおかつエアーネクストとは同じB737を飛ばしています。組合の中でもまた格差があるようです。

ANAの経営陣としては人件費抑制のために今後もローコストの会社の割合を大きくしていかなければならないので、ANA本体の人件費を抑えれない限りはストライキはなくならないかもしれません。

さて、ANAも赤字がでていることもあって経営健全化の一環として各子会社を統合する予定で、
エアーネクスト、エアーセントラル、エアーニッポンネットワークを統合し、
ANAとエアーニッポンを統合するようです。
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ストのリーダーだったエアーニッポンが本体に吸収されると・・・
組合はまったく力がなくなり経営陣にとってやっかいなことがなくなるというなかなかの作戦なのでは?と個人的に思ってるんですがどうなんでしょうか。
子会社にとってはストライキを今後も続けられるのかどうか勝負の時なのかもしれません。




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