図で見る日本の航空業界

CC BY_NC_SA ranil
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10年程前までは日本の空はJAL、ANA、JASが寡占状態でしたが、その後は新しい航空会社も増え、その勢力図も大きく変化してきました。
ここ数年は航空会社間の提携とコードシェアが進み、航空業界地図が進む方向がなんとなく見えてきました。

というわけで、日本の航空業界の勢力図を作ってみました。

日本の航空業界勢力図

日本の航空業界の勢力としては、3つがあります。
JAL系、ANA系、その他です。

JAL系に関しては、JALと日本貨物航空(NCA)が提携し、コードシェアをしています。
NCAはあまり聞きなれない名前ですが、B747を8機使用して国際貨物便を専門に運航しています。
ですので一般の人がNCAに乗ることはありません。
このNCAとJALの貨物便がコードシェアされています。

ANA系に関しては、ANAとエアドゥ(ADO)、スカイネットアジア(SNA)が全便でコードシェアを、スターフライヤー(SFJ)、アイベックス(IBEX)がほとんどの便でコードシェアを行っています。
また、一部の空港でのカウンター業務や地上支援業務などもANAが行っています。

その他の航空会社はスカイマークとフジドリームで、それぞれ独立して事業を行っています。

近年目立っているのはANAの囲い込みで、ANA系としている航空会社はANAの子会社のようなものと見ていいでしょう。
ANAが撤退した路線を受け継いで運航していることも多いです。
この傾向が続くとすれば、極端に言えばANAは「航空機を持たない、航空会社の管理会社」になっていくのかもしれません。

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