2011年4月11日、20時15分ころ
アメリカのジョンFケネディ空港で地上タキシング中のエールフランスのA380が地上停止中のデルタ航空子会社のコムエアーCRJ-700と接触しました。
双方に怪我人はなかったものの、A380は左翼の先端部を、CRJは水平尾翼と垂直尾翼を損傷しました。
接触事故の動画
運航会社 | 機種 | 乗員乗客 | 便名 | 重量(燃料乗客なし) |
エールフランス | A380 | 約500名 | Flight 7 | 276,800 kg (610,000 lb) |
コムエアー | CRJ-700 | 62+4 | Comair Flight 6293 | 21,433 kg ( 47,250 lb) |
接触によりCRJが大きく回転させられているのがわかります。
この飛行機の中には66名の方が乗っていましたがケガをされた方はいませんでした。
これらの航空機の重量差は、乗客数と燃料(A380は離陸のため移動中だった)と荷物を含めると15倍以上になりますが、その差が衝突後のCRJの動きにはっきりと現れています。
また同時に、軽さを重要視されて設計された航空機が意外に強いと思った方もおられるのではないでしょうか。
CRJの尾翼がもげるのではなく、十分な強度によって衝撃を機体全体に伝えています。
接触後の各機の画像(NTSB発表)
衝突時のATC(無線交信)です
コールサインは上記を参照してください