空港別収支の計算の元になった各項目の値をグラフにしました。
ふつうの空港別収支のグラフはグラフで見る空港別収支 平成18年度をご覧ください。
空港別収支の計算方法は数種類あるのですが、その違いは税金や地方自治体との関係をどうするか?といったところにあります。
しかしそれぞれの計算方法でも収入、支出の各項目の値の大きさはある程度比較できるので、今回はそれをグラフにしました。
収入については、どの空港も着陸料等収入と貸付料収入しかないので簡単に比較できます。
貸付料収入は空港のテナントなどの収入になります。
支出については、様々な項目があるのですが、その中でも比較しやすいものについてグラフにしています。
収入支出の大きさが羽田だけかなり大きいため別枠にしました。
空港収支の項目別グラフ
空港収支の項目別グラフ 羽田空港
羽田の一番左側の青色は営業外費用の支払い利息となっており、他の空港にはありません。
羽田空港は沖合展開事業と再拡張事業に係る財投借入れ等として平成18年度末で約8900億円の借入金残高があります。これに伴う1000億円の債務の元利償還負担があり、その利息分が青い部分の260億円となっています。この支払いは今後も当面は続く予定です。
伊丹、新千歳、福岡は他の空港に比べかなりの収入があるのですが、福岡空港は土地建物借料が大きくそれが収支を悪化させる要因になっています。
丘珠空港以下の空港は自衛隊との共用になっており、その関係で支出が少なくなっています。
このグラフは収入と、支出の一部を抜き出しただけのものですので、空港の収支とはバランスが違ってきます。