航空業界関連ニュースまとめ

CC BY_NC_SA ~Oryctes~
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2009年12月16日
世界の航空業界の2010年損益は56億ドルの赤字 (ロイター)
 世界各国の航空会社で組織する国際航空運送協会(IATA)は、15日公表した最新の航空業界見通しで、2010年の業界損益が56億ドルの赤字になるとの見方を示し、従来予想の38億ドルの赤字から下方修正した。
 その理由について、航空需要は改善傾向にあるものの、燃料価格の上昇をすべて相殺するには力不足との見解を示した。IATAは、乗客数は改善傾向にあり、企業による貨物空輸需要も、世界的な消費者需要の回復を背景に拡大していると指摘。「貨物需要は世界貿易を上回るペースで回復している」とした。だが、航空会社の利益は原油価格の上昇により圧迫されるとの慎重な見方を示した。10年の平均原油価格は、09年のバレル当たり61.80ドルから同75ドルに上昇すると見込まれている。地域別では、欧州の航空会社の損失額が最大で25億ドルの見通し。一方、アジア・太平洋は7億ドルの赤字と、赤字が見込まれている地域の中では赤字幅が最小にとどまると予想されている。北米は赤字幅が20億ドルに減少すると見込まれている。中南米は世界で唯一、黒字を維持する見通し。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-12964120091216

2009年12月2日
国際航空貨物の上昇続く 欧米向け運賃3~6%高 (日本経済新聞)
 日本発の国際航空貨物運賃の上昇が続いている。欧米向けを中心に夏ごろに比べ3~6%高い。自動車など部品の輸出が回復している一方、航空会社の減便などで輸送スペースの過剰感が解消したことが背景にある。混載貨物事業者(フォワーダー)が荷主から受け取る混載料金(輸送量100キログラム以上の大口貨物)は東京―米国東海岸間が1キログラム当たり300~540円、東京―同西海岸間が300~500円程度。夏ごろに比べ20~30円上がった。「欧米向けで自動車部品や事務機器の消耗品などの出荷が戻ってきた」(郵船航空サービス)。
http://www.nikkei.co.jp/news/kakaku/20091202d1j0200h02.html

2009年11月20日
日米航空交渉、オープンスカイ協定締結合意へ 日航再建に影響も (産経新聞)
 複数の日米航空業界関係者によると、12月上旬に米ワシントンで開かれる日米航空交渉で、航空会社が自由に路線や便数を設定できるオープンスカイ(航空自由化)協定の締結が合意される見通しとなった。協定締結は日米路線の勢力図に影響を与えるだけでなく、経営再建中の日本航空の行く末も左右しそうだ。
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091120/biz0911200116002-n1.htm

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